keropoの備忘録

しらべたことをメモるブログ

Webkitgtk for ARMでブラウザ表示成功

仕事やら何やらで忙しく、全然更新していなかったけど、久しぶりに更新。
arm-qemu上でWebKitGtkを動かせはしたが、文字表示が変だったのと、URLにファイルシステムのパスを指定して事項すると、HTML表示できなかったが、一応、動くようになったので、メモ。

文字表示

前回、文字化けしていた理由はどうやらフォントがqemuファイルシステムイメージになかったためだった。
なので、今回は、ホスト(CentOS)にあるフォントをqemuファイルシステムイメージにコピー

  $cp -r /usr/share/fonts/default ${qemuルート}/usr/share/fonts/

あとは、rcSで以下のコマンドを発行して、フォントをキャッシュ化する。

  fc-cache -vfs

また、関連設定ファイルも修正

/etc/pango/pangorc
[Pango]
ModulesPath=/usr/lib/pango/1.6.0/modules
ModuleFiles=/etc/pango/pango.modules
[PangoFT2]
FontPath=/usr/share/fonts/default/Type1
/etc/gtk-2.0/gtkrc-2.0
style "user-font"
{
font_name="Type1"
}
widget_class "*" style "user-font"
gtk-font-name = "Type1 12"

ファイルシステム内のHTML表示

shared-mime-infoというパッケージを追加する。

  $wget http://freedesktop.org/~hadess/shared-mime-info-0.51.tar.bz2

まずコンパイルに必要なツールをインストール

  $su -
  #yum -y install intltool  cpan
  #cpan XML:Parser

shared-mime-infoをクロスコンパイル

  $CC=$CTARGET-gcc \
     LDFLAGS="-L$ROOTFS_DIR/usr/lib" \
     CPPFLAGS="-I$ROOTFS_DIR/usr/include" \
    ./configure \
     --host=$CTARGET \
     --prefix=$ROOTFS_DIR/usr
  $make
 $make install

あとは組込みLinuxrcSで、以下のコマンドを実行すればOK

  /usr/bin/update-mime-database -V /usr/share/mime

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